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 0210--  「来世には小生も砂に生まれたし」 

 「僕は多事、多病、多憂で弱っている。書くに足るものは中々書けず。書けるものは書くに足らず。くたばってしまえと思う事がある」---芥川龍之介



 021020  塞がないでください 

 落下しているのか静止しているのか上昇しているのか、ぽっかりと開いた大きな穴の暗闇の中でボクは、いまだわからず、上も下もわからず手足に触れるものはなにもなく、ただただ延々とボクは、このままずっとわかる事なく、ぽっかりと開いた深い暗闇の穴の中で、上昇しているのか静止しているのか落下しているのか。



 021010  れれれのれ 

 昨日の傷が再生され、煙と共に吐き出され、季節外れに咲き乱れ、道を阻む衝動は揺れ、静かに感覚は塞がれ、測れない距離は流れ、明日の雨を受け入れ、深呼吸して掴み取れ。



 0210--  ウガー 

 いろんな事でいっぱいいっぱい。



 020926  サカナサカナサカナ 

 ウチで飼っているサカナを改造した。水槽の中は狭くてかわいそうだからと、エラ呼吸を肺呼吸に変え、義足を2本つけてあげて直立歩行が出来るようにしてあげた。これで好きなところへ歩いていける。狭い水槽に閉じ込められる事もなく、この地上をどこにでも自由にいける。なのにサカナは、せっかく歩けるようになったというのにすぐ水槽へと戻っていく。義足のおかげで昔のように泳ぎまわる事も出来ず不便だろうに、水に潜ると苦しそうなのに、その狭い水槽から出ようとはしない。
 あくる日、義足を自ら無理に外したサカナが水槽の底で溺れ死んでいた。



 020917a  お久しぶり1 

 こんにちは本物のオシモトです、お久しぶりです。訓練の結果、やっとこうしてテキストを書く事が出来るようになりました。ボクはというと夏のはじめのあの日、あの眩い光に包まれてからというもの、ずっとこちら側に漂ってました。こちら側っていうのはそちらの元の世界の人に説明するのは難しいのですが、とりあえず実体というものがなく、なので物理的にテキストを書くという事が今までなかなか出来ませんでした。夏のはじめのあの日以降、そちらの世界にいるオシモトは自分ではありません。自分はここにいます。あいつは偽もので、普段はそれまでの自分を真似てうまいこと生活しているようだけど、ここはさすがにほったらかしにしているようです。自分がこちら側から抜け出して、そちらに戻るにはあいつが邪魔です。うまく入れ代わりお互い元の世界に戻らなければ、あ、ヤバい、あいつが帰ってきたもう2つ先の曲り角まで来ている、久々にこうしてテキストを書けたからか気が付くのが遅れたこうなったのもあいつのせいだ、見つかったらまたあの光に包まれるいやだ元に戻りたいのにいやだいやだいやあだいやだもっと書きたいのにもっと喋りたいのにもっt



 020917b  お久しぶり2 

 押忍、オラオシモト。お久しぶりです。更新しなかったいくつかの理由など。■夏バテだったから。■飯時のビールが美味しく感じるようになってきたから。■仕事があったりなかったりしたから。■将来の不安に襲われたから。■面白いゲームがないから。■cybershotとiPodを買ってしまったから。■こんなとこより面白いwebはたくさんあるから。■リニューしたくなったから。■flashサイトにしようかと思ったけど止めたから。■親バレしたから。久々に帰省した時「日記、読んでるわよ」って言われた…。日記って…。


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